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富士山の頂上ってなに県?
しかし、チコちゃんは知っています。
なに県でもない~。
教えてくれるのは、日本地図センターの編集室長でもある小林政能さん。
富士山の頂上には県境がない。
地図上であちこちに県境がある中で、富士山の頂上を見てみると、頂上付近に県境がありません。
本八合目(標高約3400m)には石碑が。
本八合目より上は浅間大社の境内。
実は富士山の八合目より上は私有地。
気象観測所や登山道などを除いたすべての土地が、富士山本宮浅間(せんげん)大社の境内となっています。
そもそも富士山本宮浅間大社は、古来より噴火を繰り返す富士山を鎮める目的で建てられました。
この神社に転機が訪れるのが江戸時代。
1600年の関ケ原の戦いに勝利し、天下人となった徳川家康。
関ケ原勝利のお礼として、神社の造営とともに、富士山八合目を神社に寄進。
なぜ八合目?
冨士講(富士山信仰)の方・修験者が富士山火口にさい銭を投げる、散銭という儀式をして、お祈りをした。
かつては富士の火口の底に神様がいると信じられており、登山したものは火口にさい銭を投げ、お祈りをしていました。
さい銭箱→富士山の火口=巨大なさい銭箱
さい銭箱の底(火口の底)=八合目=境内
八合目以上の土地は神社の境内なので、山梨でも静岡でもない。
ということで・・・
富士山の頂上ってなに県?
なに県でもない~。
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