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なんでかつお節は踊るの?
しかし、チコちゃんは知っています。
小学6年生が解明 水分の吸収と蒸発を繰り返しているから~。
これまで「かつお節がなぜ踊るのか」という謎は…。
学者の研究テーマになることはなかった。
しかし、2012年その謎に光を当てたのが山中莉藍さん(当時小学校6年生)。
夏休みの自由研究で「かつお節はなぜ踊るのか」について実験し、見事その謎を解明。
全国小・中学生の優秀な自由研究を集めたコンクールで特別賞を受賞したのです。
当時の自由研究を基に説明。
この実験でわかったのは、かつお節は熱い食べ物にかけると、湯気の水分を吸収して乾燥していた細胞がもとに戻ろうとして、膨らんでいるということです。
この細胞の復元がいろんな箇所で起こってかつお節は踊るような動きをしていたんです。
水分の吸収で踊ることはわかったのですが、水分を吸収し続けたら細胞が膨らみ切ってその動きは止まると考えました。
そこで今度は湯気を与え続ける実験を行ってみました。
するとかつお節はずっと踊っていた。
温度の違うお好み焼きでかつお節の動きを観察。
すると温度の高いお好み焼きの方がかつお節は、より激しく踊ることが判明。
このことから山中さんはかつお節がお好み焼きの湯気から水分を吸収し、細胞が膨張して動くのと同時にお好み焼きの熱によって水分が蒸発し、細胞が縮んで動くということが繰り返し起きていることを突き止めたのです。
水分の吸収と蒸発を繰り返しているからとわかりました。
誰も解明していなかった謎を見事解き明かした小学6年生の山中さん。
しかし、やり残したことが…。
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細胞自体が膨らむ様子が実際には見られていない、それが見られて初めて自由研究が完成と私は思っています。
東京工科大学の助教の阿部周司さんの協力を得て、苦労して自由研究が完成した。
8年越しの自由研究が完成して「すごいうれしいです。」と山中さん。
阿部先生にとってもとても貴重な体験となったそうです。
なんでかつお節は踊るの?
小学6年生が解明 水分の吸収と蒸発を繰り返しているから~。
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