なぜ一日の始まりが真夜中から?|チコちゃんより

チコちゃん

なぜ一日の始まりが真夜中から?

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かし、チコちゃんは知っています。

死にそうになった航海士がクレームをつけたから~。

教えてくださるのは
明石市立天文文化学館 館長
井上 毅さん

一日の始まりが真夜中の0時となったのは意外と最近(1925年)のこと。

1925年以前は一日の始まりは正午と考える人もいたそうだ。

このルールは2世紀頃活躍したカリスマ天文学者プトレマイオスが提唱。

プトレマイオスは古代ギリシアを代表する天文学者でオリオン座など48の星座を広めた。

夜から朝にかけての天体観測を主な仕事としていた天文学者はその最中に日付が変わると都合が悪かった。

記録の表記がややこしくなるためだった。

そこでプトレマイオスは日付の切り替わりを天体観測の邪魔にならない昼にしようと決めました。

こうして天文学者たちは一日の始まりを正午とする「天文時」を使うようになったのです。

しかし天文時は浸透しなかった。

普通の人にとっては朝起きてから夜寝るまでが一日。朝から夜まで働けば2日間働いたことに・・・。

出勤簿も2日分書かなければならなくなってしまう。

そのため多くの人々は日の出から一日が始まるとか、夜寝ている間に日付が切り替わるなどそれぞれの地域でルールを決めて生活していました。

なかでも現代と同じ真夜中に日付が変わる「常用時」が多く使われていたそうです。

天文学者が作った「天文時」と二つの時間ルールが存在するというおかしな状態が近代まで続いたのですが1917年にあるクレームがきっかけで一日の始まりが真夜中になった。

それは、第一次世界大戦まっただ中のイギリス。当時イギリス軍はドイツ・オーストリアなどを相手に熾烈な戦いを強いられていました。

航海士はデータブックと星の位置をもとに船の位置や進路の方向を決めていた。

航海士は常用時だったため自分たちの位置を把握するためには、天文時と12時間のズレがあった。

このため常用時の時間から12時間引いたうえで航海暦と照らし合わせる必要があった。ややこしかった。

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1922年第一回国際天文学連合総会で一日の始まりは真夜中にすべきか、昼間にすべきか議論が行われました。

時刻が世界で統一されるまでの歴史を記した「グリニッジ・タイム」には当時の議論の様子がえがかれており、とある天文学者が・・・天文学者の知性を持ってすれば必要とされる変更を取り入れるのに何らの困難も無かろう・・・と言ったと書かれています。

航海士のクレームに天文学者が折れた➡一日の始まりが真夜中に統一されました。

  

ということで・・・
なぜ一日の始まりが真夜中から?

死にそうになった航海士がクレームをつけたから~。


  

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