盛岡周辺の巨岩伝説|パワースポット

人は太古の昔から、大岩に畏敬の念を抱き、畏れ祀ってきた。そしてそれはパワースポットとして現代に伝わっている。

盛岡周辺にもいくつかの巨岩があり、岩手の名の由来となった巨岩などもある。

それらの場所に行って感じたことなどを紹介します。

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桜山神社の巨岩「烏帽子岩」

この岩は、盛岡城築城時に掘り出されたもので、当時の藩主がこの巨岩を見て良い兆しだと喜び、それ以降の歴代藩主も宝大石として大切に祀ってきました。

盛岡城築城の折に姿をあらわした大きさ(高さ6.6m・周囲約20m)の烏帽子岩(兜岩とも呼ばれる)である。

そこに行くと、とてもすがすがしくていい気分になりました。

脇に小さなお稲荷様があり、そこにもお参りしました。

手を合わせると突然ふわっと柔らかな風が吹いてきて、あっ通じたのかな?と感じ、嬉しくなりました。


桜山神社HP
http://www.sakurayamajinja.jp

鬼の手形 三ツ石神社の巨岩

岩手県盛岡市名須川町 昔、この地に羅刹という名の鬼が棲んでおり、悪事の限りを尽くしていたという。

困り果てた人々がこの地で崇拝されていた三ツ石様という自然石に祈願したところ、たちまち鬼はこの巨石に縛り付けられた。さすがの鬼もこの神聖な威力に恐れをなし、二度とこの地に現れないと約束し、この巨石に自分の手形を押して立ち去ったという。

この伝説によって、この地は鬼が二度と来なくなった場所という意味の「不来方(こずかた)」と呼ばれるようになり、また鬼が岩に手形を押したということから「岩手」という名前が出来たと言われている。

そして盛岡の代表する夏祭りであるさんさ踊りの由来も、羅刹という鬼がこの地から去ったときの民衆の喜びを表現したものであると伝えられている。

三ツ石神社の入り口に立つと、その問題の3つの巨石が出迎えてくれる。調査によると、この岩は元来1つの岩だったらしいが、年月と共に3つに割れてしまったのだという。

さらに岩手山で噴火が起こった際にとんできたものであろうと推測されている。その唐突にそびえ立つ岩を見ていると、その巨大さゆえに信仰の対象となり得たことが十分理解できる。

しめ縄を張られた岩の表面は苔むしており、今でも鬼が手形を押した場所だけは苔が生えないので、手形らしきものが見えるという(残念ながら、最近ではかなり薄れてしまい、肉眼で確認するのは難しい)。

用語解説
三ツ石神社 祭神は少彦名尊。創建は不明だが、この地域で最も古い神社であるとされている。慶長4年(1599)に南部藩がこの地に居城を構えた際、家祖である南部光行の御霊をこの神社に迎えている。

不来方の地名 南部藩が居城を構えた時も「不来方」の名前であったが、その名が縁起がよくないと忌避することとなり、その後「森ヶ岡」さらに「盛岡」と改称された。この新しい名称は、城下の鬼門にあって鎮護の役目を果たした永福寺の山号“宝珠盛岡山”から取られたものであり、元禄時代以降に付けられたと言われる。

田村麻呂伝承 この手形の伝承として、三ツ石神=坂上田村麻呂、羅刹=蝦夷という組み合わせで、全く同じような話が残されている。おそらく東北一円に広がる田村麻呂伝承が、この鬼の話を巧みに取り込んで完成させて流布したものであると推測する。この三ツ石神社が屈指の古社であることを裏付ける証拠であるだろう。

営業期間 営業時間:見学自由
所 在 地 〒020-0016  岩手県盛岡市名須川町2-1    MAP
交通アクセス JR盛岡駅からバスで11分 
本町通1丁目から徒歩で10分 
JR盛岡駅からタクシーで10分

 引用:日本伝承大鑑より
http://www.japanmystery.com/iwate/iwate.html

 

丹内山神社の巨岩

花巻市東和町東部の小高い丘の上に丹内山神社はある。ここの祭神は、約1200年前にこの地方を開拓したと伝えられる多邇知比古神(たにちひこのかみ)とされ、平安時代に空海の弟子日弘が不動尊像を安置し「大聖寺不動丹内大権現」と称した。

藤原清衡が、仏像や神領を寄進し、篤く信仰したといわれる神社。

南部領内の総鎮守となった所で、現在の社殿は文化7年(1810)に再建されたもの。

本殿の裏手、深い木々に覆われた場所に、しめ縄が張り巡らされた巨大な岩が鎮座しています。

アラハバキ神の巨岩

お山の一番てっぺんに鎮座するアラハバキ神。

この巨岩は「アラハバキ神の巨岩」と呼ばれ、丹内山神社のご神体として1300年以上も前から祀られています。

その起源には不明な点が多く、古事記や日本書紀に登場することのない謎の神様です。

巨岩と小さい岩の隙間をくぐり抜けると商売繁盛、就職、安産、交通安全など、諸願成就のご利益を授けてくれると言われていて、その際、壁面に触れずにくぐり抜けることができれば大願が叶うと言われています。

私もやってみましたが壁面に触れずにくぐるのは無理でした。

でもやはり歴史あるお山だけあってなんか圧倒される感じがあった。

あと丹内山神社には七不思議が伝えられています。

其の一、唐獅子 
本殿脇障子の唐獅子を舐めると居眠りしない。
其の二、つらら 
神社境内の建物にはつららが下がらない。
其の三、肌石 
この石には雪が積もらない。
其の四、手水鉢 
どんな干天でも水が乾くことがない。
其の五、竹 
境内には竹が生えない。
其の六、銀杏 
どんな強風でも境内の外に葉が飛び散らない。
其の七、桐の木
杉の木の幹に桐が生えていた。
杉は樹齢2000年を超える古木。
残念ながら大正時代の火事の飛び火で焼けてしまい
現在は根の部分しか残されていなかった。

丹内山神社に見られる磐座(いわくら)信仰は、神籬(ひもろぎ)信仰とともに神社の原始形態と言われている。
アミニズムでは、石にはいろいろな神や霊が宿ると考えられていた。縄文期には死者の霊が宿ると考えていたが、しだいに「物」が宿ると拡大され「八百万の神」となって神道が形作られていく。

一部抜粋:巨石巡礼
http://home.s01.itscom.net/sahara/stone/index.htm

営業期間 公開:通年
所 在 地 〒028-0122  岩手県花巻市東和町谷内2-303    MAP
交通アクセス 晴山駅からバスで15分 
東和ICから車で15分

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