二戸市シビックセンターをあとにして、次は座敷わらしで有名な緑風荘にむかいました。
座敷わらし(ざしきわらし)とは
岩手県に主に伝えられる精霊的な存在。
座敷または蔵に住む神とか妖精と言われ、ときに、家人にいたずらをするそうである。見た者には幸運が訪れると言われ、家に富をもたらすなどの伝承がある。
緑風荘には歴代の総理大臣とか財界の有名人などが多数きているみたいです。
緑風荘の座敷わらしの由来
およそ670年くらい前の南北朝時代。
当家の先祖である藤原朝臣藤房(万里小路藤房)は、南朝の後醍醐天皇に仕えていました。
しかし、南北朝戦争において南朝は敗北し、北朝の足利軍に追われ現在の東京都あきる野市に身を隠しました。
その後、さらに北上を続け、現在の岩手県二戸市にたどり着きました。
道中、二人連れていた子供の内、当時6歳だった兄の亀麿が病で倒れ幼き生涯を閉じました。
その際『末代まで家を守り続ける』と言って息を引き取ったそうです。
その後、守り神〈座敷わらし〉として奥座敷の槐(えんじゅ)の間に 現れるようになったと言い伝えられています。
その姿を見たり、不思議な体験をした人は大変な幸運(男=出世 女=玉の輿)に恵まれると伝えられ、実際座敷わらしに出会った人には必ず良い事があったそうです。
またひとたび座敷わらしに気に入られると、どこであろうと座敷わらしが会いに来てくれるそうです。
座敷わらしとして現れる「亀麿」は昔から多くの著名人も目撃し、 また、現在も多くの宿泊者に不思議な現象を起こし沢山の体験談で語り継がれております。
神社について
緑風荘と関わりのある神社が3つございます。
◆お稲荷様
◆亀麿神社
緑風荘の中庭に祠が2つございます。向って左側にお稲荷様を祀る祠
向って右側に座敷わらし「亀麿」を祀る祠がございます。
お参りの際には両方とも参拝頂ければ幸いでございます。◆金田一温泉薬師神社
正面玄関から150m(徒歩2分30秒)の小高い丘に 金田一温泉薬師神社がございます。
若干の坂道になっておりますので足元に気を付けて参拝頂ければ幸いです。〈薬師神社の由来〉
開湯されて間もない頃、毎日湯治に通ってくる類まれな容姿端麗な気高い女性がおりました。雨の日も風の日も同じ時刻に現れたので村の人は一体その女性はどこから現れてどこに帰るのか、その正体を探しましたが分かりませんでした。
しかし、ある夜、湯元の主人の枕元にその女性が現れて
「しばらく湯治に通ったが私はこの世のものではない。直ちに社を建てて湯の神として祀ってくれ」と言いました。このお告げにより裏の小山に社を建て、薬師如来を祀ったのが金田一温泉薬師神社のいわれです。
以前の緑風荘は火事で焼けてしまいましたが、この家にいた(座敷わらし)の亀麿は、敷地内にある亀麿神社に逃げて無事だったと言われています。
そこで亀麿神社に挨拶に行ってきました。
そこには、お稲荷さんと並んで亀麿神社がありました。
場所は狭いところですが、すごく、空気の澄んだところでとても気持ちが良くなってきました。
一通りお詣りすると、なぜか子供が現れ、あれ? と思いました。
緑風荘のほうから座敷わらしが来てくれたのかなー。と一瞬思いました。
そのあともなぜか、たくさんの子供の声がどこからともなく聞こえてきました。
なんか、清々しい気持ちになって、緑風荘をあとにして帰路につきました。
一日で南部煎餅の里、二戸市シビックセンター、そして緑風荘と見ることができ、楽しい有意義なプチドライブでした。
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