いろは歌の不思議
いろはにほへと
ちりぬるを
わかよたれそ
つねならむ
うゐのおくやま
けふこえて
あさきゆめみし
ゑひもせす
四十七文字すべて一文字ずつ使って作られた、不思議な「いろは歌」ですが、謎がたくさん秘められています。
スポンサーリンク
この「いろは歌」は10世紀末から11世紀初頭にできたといわれています。歌はもともと弘法大師空海の作とされてきましたが、最近は否定する人も多いようです。
歌自体は涅槃経にある雪山童子にでてくる、
諸行無常
是生滅法
生滅滅已
寂滅爲樂
色はにほへど 散りぬるを
(諸行無常)
我が世たれぞ 常ならむ
(是生滅法)
有為の奥山 今日越えて
(生滅滅已)
浅き夢見じ 酔ひもせず
(寂滅爲樂)
というように解釈されてきましたが、並べ方によってはそれだけではない意味にもなるみたいです。
七文字に並べ替えると下の文字は「とかなくてしす」となり「咎なくて死す」とも読めることから、だれか怨みをもって亡くなった人なのではないか? など謎が広がってきました。
いろはにほへと
ちりぬるをわか
よたれそつねな
らむうゐのおく
やまけふこえて
あさきゆめみし
ゑひもせす
さらに七文字の角をよむと「いゑす」になり、「イエス 咎なくて死す」とも読めるのです。
まだ、色々な解釈もあり、イエスに読み方によればエホバとかも浮き上がってくることから、このいろは歌はやはり空海の作では? と提唱している人もいる。
キリスト教に仏教と、もはやアナグラムであるこのいろは歌。
いったい誰がなんのために作ったのだろうか? しかし作った作者は感動ものの天才である。
スポンサーリンク