美味しい!さいとう製菓「かもめの玉子」|東日本大震災

美味しい!さいとう製菓「かもめの玉子」|東日本大震災

未曾有の東日本大震災

 



私の母の実家は岩手県大船渡市。

小さい頃から海と言えば「碁石海岸」に行っていた。

おじちゃんが、いつもホヤの刺身やホタテ焼きを作って食べさせてくれた。

大船渡はその他にもワカメが美味しい。

肉厚なのが有名。

大好きな街だった。

でも2011年3月11日14時46分、東日本大震災。

あっという間に全てがのみ込まれた。

マグニチュード9.0 震度6弱

尋常ではなかった。何度もくる大きな地震に「こんなにも揺れるのか」と思った。

その時、大船渡にいるおじちゃんとおばちゃんは2人で家にいたそうだ。

警報がなり、二人で手をつないで逃げた。

その時、おじちゃんが後ろを振り向き、何か思ったのか、おばちゃんの手を放し、引き返してしまった。

おばちゃんが後ろを見たときは、もう波が押し寄せていて、叫びながら、高台に逃げるしかなかったという。

その時に離したときの手の感触が忘れられない。今でもあの時、もっと強く握って離さなければが襲ってくるそうだ。

内陸にいた私たちも情報が入って来ず、実家がどうなったか心配だった。

ライフラインが少しずつ戻り始めたころ、亡くなった方の名簿がネットにあげられたのを見て、おじちゃんの名前があがってないか確認した。

名前が載ることは悲しいことでもあるが、載らないということは、まだ見つからない。

どちらも悲しい出来事に過ぎない。

「あった」見つかった日付と名前が載っていた。

震災後一週間で見つかっていたようだ。

私の母は、亡くなっていることは頭ではわかっていたが、改めて名前を見て、実家もおじちゃんも亡くなっていたことに「もう帰る場所がない」と泣いていた。

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その後、数か月たってようやく、おばちゃんのいる場所がわかり、電話で話すことが出来た。

おばちゃんがのちに、家の状況を見に行ったら、家があった場所にヨットが流されていて、瓦礫でそこにとまっていたらしい。

そのヨットの近くで、おじちゃんが見つかったと言っていた。

奇跡なのか、自分の家の場所にいたのが、不思議だったという。

きっとお位牌を取りに戻ったんだろうと。おばちゃんが言っていた。

淡々とは語っていたが、その時の状況、おじちゃんのぬくもり、声、すべてが深くおばちゃんの体に刻まれていることだろう。

言葉がみつからなかった。

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不屈の魂でよみがえった「さいとう製菓」

あれからもう7年。

微々たるものだが、復興に応援できればと、大船渡の名がのっているものを選んでは商品などを買うようにしている。

ワカメや、大船渡直送の魚、お菓子など。

その中で、大船渡と言えば、さいとう製菓の「かもめの玉子」

これは全国的にも有名。

季節によって、りんご、メロン、栗など色々な味のある「かもめの玉子」。

ホワイトチョコレートでくるんである。中身の黄身餡が美味しい。

この「さいとう製菓」は2度の津波を経験している。

1960年のチリ地震津波と2011年東日本大震災。

このチリ地震津波を経験し、その教訓をもとに、津波に対する避難を普段から徹底してしていたらしい。

それもあって、東日本大震災の時は、従業員がすべてが無事だったという。

早めに避難していて、高台から震災の一部始終を録画、その震災の模様がテレビ局の報道番組にも使用された。

従業員が全員無事ということは、製造のノウハウを知るプロがいること。

従業員全てがいることが、再建への組織力が素晴らしかったと評価されている。

その後、数か月で製造を再開したという。

2度の津波にも負けなかった「さいとう製菓」。

震災当時、ニュースにもなった「かもめの玉子」の看板。

1度目のチリ地震津波の時に流されたらしいが、当時、社長が見つけた。

2度目の東北大震災では、息子さんが見つけて戻ってきたというニュースが流れた。

津波に流されながらも戻ってくるとは不死鳥のような看板で、今があるのもこの看板が見守ってくれているからこそなのかと、先祖の思いを感じる。

私は、その「かもめの玉子」が大好きだ。

今は、店舗も増え、焼き立てのパンやケーキはもちろん、新商品も続々と登場している。

大船渡の「かもめテラス」三陸菓匠さいとう製菓 総本店では、工場見学や「DECOかもめの玉子」といって、ベースの玉子にチョコをつけて、色んなトッピングで自分のかもめの玉子を作ることが出来るそうだ。

今度行ってみよう!

でも、本当に人生は色々だ。何をもって突然変わるかわからない。

だからこそ、一日一日大切に生きたい。

悔いのないように…。

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