風疹の患者数が去年の約7倍、抗体検査を。特に妊婦の同居家族は。厚労省が受診呼びかけ

風疹の患者数が去年の約7倍、抗体検査を。特に妊婦の同居家族は。厚労省が受診呼びかけ

風疹の患者数が去年の約7倍、抗体検査を

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風疹が首都圏を中心に拡がって、28日には、山形にも拡がってきたことから、岩手にも時間の問題となってきました。

厚生労働省は27日胎児の障害が起きる「先天性風疹症候群(CRS)」の発生を防ぐため、妊婦の同居家族や妊婦に免疫があるかどうかを調べる抗体検査を受けるよう呼びかけています。

27日に風疹の免疫があるかを調べる抗体検査の費用について厚生労働省は、感染リスクの高い30~50代の男性を対象に、来年度から補助する方針を決めた。国と自治体が半分ずつ負担する見通しだという。

現在、関東を中心に風疹は流行し、9月中旬までの累計患者数は642人。

30~50代の男性患者が約7割を占めるという。

厚生労働省によると、1977年から1995年は女子中学生のみを対象に学校で予防接種が行われている。1995年度からは男子中学生も対象になったが、医療機関での個別接種だったため接種率は低めだという。

男性の風疹ウイルスの抗体保有率は2017年度調査で、30代後半84%、40代77~82%、50代前半76%と女性より低い。

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原因

感染経路

風疹は、風疹ウイルスに感染することで発症します。風疹ウイルスに感染した患者さんの咳や鼻水などを介する飛沫感染により、他者への感染が成立します。気道から侵入した風疹ウイルスは、鼻や喉などのリンパ節で増殖し、血液を介して全身へ広がって、発熱や発疹などの症状を引き起こすようになります。

風疹ウイルスの感染力

名前が似ている「麻疹ウイルス」は非常に感染力が強く、1人感染者がいると、およそ15人前後の免疫を獲得していない人に感染するといわれています。一方、風疹ウイルスは5人前後に感染を広げるといわれています。

しかし、インフルエンザウイルスと比べると感染力は強いこともわかっています。風疹の流行を抑えるためには、予防接種により集団における免疫を持った人の割合を増やすことが重要と考えられています。

症状

潜伏期間

風疹ウイルスが体内に侵入してから、症状が出るまでの潜伏期間は2~3週間です。

初期症状

倦怠感や微熱、首のリンパ節の腫れなどが現れます。特に耳の後ろや後頭部が腫れることが特徴的です。リンパ節の腫れが引くには数週間程度かかります。

発疹症状

初期症状が現れて3~7日前後が経過すると発疹がみられます。発疹は顔から全身へと広がります。別名「三日はしか」と呼ばれることから示唆されるように、発疹は数日ほどでおさまり、跡を残すこともほとんどないといわれます。発疹が現れる数日前から出現後1週間が、感染力の強い期間です。

風疹の合併症

合併症は非常にまれですが、脳に炎症(脳炎)が起こることがあります。脳炎が起こる時期は、発疹が現れてから数日後で、頭痛・発熱・嘔吐などの症状を伴って急に発症します。このとき、けいれんや意識障害を来すこともあります。多くの場合、数日で意識が回復しますが、重症化することもあります。また、割合は少ないものの、血液の中にある血小板が減り、出血が止まりにくくなることもあります。

先天性風疹症候群

妊婦さんが風疹ウイルスに感染すると、赤ちゃんが先天性風疹症候群にかかり、心臓や眼、耳などに重篤な合併症を発症する危険があります。

検査・診断

風疹の主な検査方法は、以下3つです。

風疹ウイルスに対する抗体の検出(血液検査)咽頭拭い液や血液、尿、髄液などを用いた病原体の特定(ウイルス分離)ウイルス分離と同様の検体を用いた風疹ウイルス特有の遺伝子の特定(PCR法)

治療

症状を抑える治療

風疹ウイルスに有効な抗ウイルス薬はありません。一般的には、合併症の発症がなければ自然治癒をする病気であるため、症状を緩和する治療(対症療法)が行われます。

風疹の出席停止期間

児童・生徒が感染した場合、学校保健安全法で「発疹が消失するまで出席停止」と定められています。

合併症の治療

合併症が生じた場合、その病気に応じた治療が選択されます。たとえば、血小板が減少してしまう「血小板減少性紫斑病」を発症した場合には、大量のステロイド投与や血液製剤のひとつである血清グロブリンの投与が検討されます。

出典:メディカルノート より

妊婦は風疹ワクチンが接種できないため、妊婦の同居家族は風疹の抗体検査を受け、まず接種が必要か見極めることが重要だ。

病院に通院している方なども注意を。

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