プロが選ぶ歌うのが難しい曲とは?
プロ目線の難しい曲を徹底検証する!!!! 検証するプロのゲストは今井マサキ、浦嶋りんこ、YURI。
今井マサキさんとは…松任谷由実、吉田拓郎、矢沢永吉、郷ひろみなどを担当。
浦嶋りんこさんとは…DREAMS COME TRUEのコーラスを担当。
YURIさんとは…久保田利伸(アジア最高の女性シンガー)と絶賛。ダイアナ・ロスなど海外アーティストのコーラスも担当。
★プロ目線 難しい歌のポイント★
①音程がとりにくい曲
今井さんが選んだ曲…槇原敬之「冬がはじまるよ」
ポイント…サビの「冬がはじまるよ」の「冬が~」の音はド・ソ・ド・ソと同じ音の繰り返し。シンプルだけど2回続くのは実は難しいことなんです。
浦嶋さんが選んだ曲…DREAMS COME TRUE「サンキュ.」
ポイント…ミディアムテンポの曲なので聞いていると、ハードルは低めかと思いきや、音程が微妙な上がり下がりをしていて、実は難しい。
YURIさんが選んだ曲…オフコース「さよなら」
ポイント…メロディーや言葉はシンプルで、歌いやすそうですが、Aメロの語りっぽい部分からサビでのシャウト、この変化をスムーズに聴かせるのは実は難しいのです。
☆番外…スキマスイッチ「全力少年」
ポイント…サビでのメロディーの起伏が激しく、音程をキープするのが難しい。何度も聴きこまなければ、この複雑なメロディーは歌いこなせないでしょう。 ※スキマスイッチはあえて難しくつくったと本人が言っていた。
②キーが高い曲
今井さんが選んだ曲…秦基博「鱗(うろこ)」
ポイント…聞いている限りスムーズに歌っていますが、キーがとても高く大変。サビのハイトーンがただでさえ大変なのに、そこをノンブレス(息継ぎなし)で歌う。これって、実はとってもスゴいんです!!
浦嶋さんが選んだ曲…Superfly「愛をこめて花束を」
ポイント…サビは高い音域が繰り返されるので、ノドで歌っているとすぐに声が枯れてしまうし、音程を外しやすい。効率よく息を声に変えて歌う必要があります。
YURIさんが選んだ曲…JUJU「奇跡を望むなら…」
ポイント…全体的にキーが高くて大変。この曲をしっかり歌うためには、安定感が必要になってくる。
③リズムが難しい曲
浦嶋さんが選んだ曲…久保田利伸「Missing」
ポイント…ミディアムテンポで、歌いやすそうに見えて実は難しい。曲全体がレイドバックで構成されている。
※レイドバック(ためて歌う)
YURIさんが選んだ曲…AI「パピネス」
ポイント…ヒップホップとR&Bを合わせたような独特なリズム。伴奏がリズミカルなのでテンポが走ってしまいがちになる。
☆言葉が多くいいづらい曲
今井さんが選んだ曲…Mr.Children「名もなき詩」
ポイント…大サビ前の早口パートは言葉数も多く、しっかりと歌いきることは難しい。ここで失敗してしまうとラストに大きく影響するので、絶対に失敗は避けたいところです。
YURIさんが選んだ曲…山口百恵「プレイバックpart2」
ポイント…歌詞量が多く、ひとつ間違えると立て直しが難しい。しかも早口なのでリズムが前のめりになりサビを失敗しがち。
④世界観の表現が難しい曲
今井さんが選んだ曲…MISIA「逢いたくていま」
ポイント…MISHAさんはこれだけのテクニックを駆使してもひけらかしている感じが全く無く、歌声・技術を全て表現に昇華。卓越したシンガーだと思います。
今井さんが選んだ曲…矢沢永吉「アリよさらば」
ポイント…このメロディーはBOSSの声しかはまらない。音域の高さはもちろんですが、もう上手いとか下手とかを超越した歌声だと思います。
浦嶋さんが選んだ曲…サザンオールスターズ「真夏の果実」
ポイント…桑田佳祐さんは自分の声質をよく理解していて、その声じゃないと成立しないものを作っていると思う。桑田さんの声だからこそグッとくる。
浦嶋さんが選んだ曲…久保田利伸「Indigo Waltz」
ポイント…譜面通り歌ってしまうと、歌詞の持っている切なさが表現できない。この曲の世界観を表現するには抑揚が必要。そういった抑揚をつけられるのが久保田さんの天才的なところ。
YURIさんが選んだ曲…加山雄三「君といつまでも」
ポイント…81歳とは思えない音域。こんな人は他に見たことがありません。加山さんは恐らく生まれもった何かがあるんだと思います。
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