news zero 特別対談…小澤征爾✕有働由美子|“世界のオザワ“再び…83歳

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特別対談…小澤征爾✕有働由美子 “世界のオザワ“再び…83歳 公演開催を発表

指揮者
小澤 征爾
半生記以上世界で活躍

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体調の問題でステージ降板していたが今年12月、約1年2か月ぶり
サイトウ・キネン・オーケストラで指揮

小澤征爾✕有働由美子
対談は…行きつけの店

有働 クラシック“世界のオザワ“がおそば好きっていうのがいいですね

小澤 そうですね すみません

有働 久しぶりに小澤さんを見たという方もいらっしゃると思うんですけど、「体調大丈夫かしら」でいうと今は?

小澤 大丈夫よ。うちからここまで歩いて来られたし。僕はね 今はもう腰だけ? 僕はね背中にセメントいれたの。それが痛くなるんじゃないかと思うんだよね。

有働 今痛くならないように、指揮できるように、どういう運動をされているんですか?

小澤 歩いているでしょ、それからプールの中で歩くのよ。それが大変。“病気・ケガ“との闘い。
食道ガンが見つかりまして、間違いないということで、舞台に立てす療養を繰り返す。

8月 セイジ・オザワ松本フェスティバル
10月 水戸室内管弦楽団定期演奏会
降板

12月「ドイツ・グラモフォン創立120周年  Special Gala Concert」に出演

有働 でも12月に指揮をやるから。

小澤 その勉強もすぐ始めます。
ちゃんと勉強しておかないと何が起こるか分らないし
「小澤さん指揮が下手になったって言われるとさ悔しいから。
ちゃんとやっていかないとこっち(頭)さえちゃんとしていれば、こっち(頭)なんですよ心と頭。
「あいつまだ指揮できるのか」みたいに思われちゃうと嫌だから。
本当に楽しみにしています。
だってまた指揮できるようになるんだから、神様がくれたチャンス。

ービールを飲むー

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小澤さんの音楽人生もー。
1959年 24歳で単身フランスへ
言葉もわからず自信もなかったが、数々の音楽監督となり、ベートーヴェンの第九を指揮。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ニューイヤー・コンサートで指揮を務める
東洋人初“世界のオザワ“

でも、始めは反発もあったそうで、最初の頃は大変だった。という。

有働 あまりそのことは言わないけど大変だったです。何で言わないんですか?

小澤 あまり言いたくないんだよね。
指揮の偉い先生がいて最初に僕に会ったとき、「東洋人のくせにバッハなんかわかるのか?」
だいぶ失礼なこと聞くな。と。

有働 どうやって気持ちを回復させたんですか?
ここで辞めようじゃなくてどういう気持ち?

小澤 僕は相当のんびりしているんだと思う。

有働 のんびり? 悪く言えばいいかげん。
何を評価基準でやるんですか?

小澤 自分で満足いくまでやればいい。スキーやっていていつもそう思う。
自分が選んだラインがうまくいくと大変満足なんだよね。
ちゃんと自分で自分の道をつくっておかないといけない。

支えてきた言葉。

有働 若い人たちと話してる時に“個が大事“とおっしゃるじゃないですか、どういう意味ですか?

小澤 個がちゃんとしてなかったらちっとも面白くないんだよね。
オーケストラはみんな一人一人違うんですよ。
違いをまとめているから面白いんだよ。いろんな人がいていろんな考えを持っている。
それが一曲やるときは、一緒になってやるから味がでる。
いわゆる“味“というやつ。

有働 一般の人の場合どうですかね?
音楽家じゃなくて個を大事にするってどういうことなんだろ。

小澤 僕は(音楽界以外の)一般の方のことはよくわからないんだけど、僕の想像では一般の
社会の人もあるいは会社の中でも一人一人の個がちゃんとしている人が集まって、それのほうがいろんな価値がでると思う。あなたの商売はどう?

有働 前は会社にもいましたけどあんまり個がたつと組織としてはまとめにくいんじゃないか、あるいは自分も隣を見て、「みんなはどう思っているんだろうな私のこと」
「みんながオッケーって言ってくれるんならオッケー」だけど。

小澤 そりゃそうだよね、まずそっちを考える。

有働 私も個でいたいと思ってフリーになったんですけど、嫌うんですよ周りが、個になることは。
個はしんどくないですか?

小澤 だけど結局“個“でしょ?あなただって結局“個“よそれ。

有働 でも選んだ道なのであれなんですけど、例えば学校で会社でやろうとしても、会社にいるときは楽だったんですけど、

小澤 大変なんだよそれだけ、絶対そう、考えてみたら相当むちゃくちゃだったよ僕も。むちゃくちゃというか無謀だった。
本当にありがたいことにそん時そん時ね、いつも助けてくれる人がいたの。
一番困っている時に(頑張れば)助けてくれる。

有働 じゃあ頑張っていれば。

若者たちへ

有働 例えば世界へ出ていこうとしても何があるかわからないし、優れた人たちもいるし、悩んでる方もいると思うんですけど。

小澤 地球儀を見るとき、日本なら赤くてこんなに小さいじゃない。
こんなにでっかい地球があるんだから、地球人になるべき。絶対そう。
音楽には国境がないじゃない、国境がある分野でも絶対それはやるべきだよ。
地球ならどこでもいけるんだというつもりになるべき。

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話を聞いていてクリシュナムルティの言葉が思い浮かんだ。

生が助けに来る
僕がどんなに技師になりたくても、父が反対し、助けてくれなけれぱ、どうして工学の勉強ができるのでしょう。 

たとえお父さんに家を追い出されても、技師になるという志を貫徹するなら、君は工学を勉強する方法や手段が見つからないと言うのでしょうか。君は誰かに頼みこんだり、友達を頼って行くでしょう。

生はとてもふしぎです。何をしたいのかが明確になったとたんに、何かが起きるのです。

生が助けに来てくれます。友達、親戚、先生やおばあさん、誰かが助けてくれるのです。しかし、お父さんに家を追い出されそうだからと、やってみるのを恐れているなら、君は迷ってしまいます。

恐怖から何らかの要求に屈するだけの人たちには、生は決して助けに来ることがありません。しかし、君が、「これが僕の本当にしたいことだから、追求していこう」と言うなら、そのときには奇蹟的なことが起きるのに気づくでしょう。

君はお腹を空かせたり、やりとおすために苦労しなくてはならないかもしれません。しかし、君は単なる誰かのまねではなくて、価値ある人間になるでしょう。

そこが奇蹟的なのです。私たちのほとんどは、一人で立つことを恐れていますね。そしてこのことが若い君たちには特に困難なのはわかっています。なぜなら、この国には、アメリカやヨーロッパにはあるような経済的な自由がないからです。

この国は人口が過剰なので、誰もが屈してしまいます。君たちは「僕はどうなるだろう」と言うのです。しかし、君が持ちこたえるならば、何かが、誰かが助けてくれることに気づくでしょう。

大衆の要求に反して本当に立つとき、君は個人であり、生が助けに来るでしょう。

出典:子供たちとの対話 抜粋

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