又吉先生が有名すぎる文学作品を10ページくらいの漫画で教えます!
猫にあえて名前はつけないことで、猫目線で人間模様を客観的に書いた。
談笑している人間を見かけると・・・
人間というものは時間を潰すためにおかしくもない事を笑ったり
面白くもない事を嬉しがったりする他に能もない者だ
人間の愚かさ・滑稽さ・・・を暴露して行きますが次第に呑気と見える人々も心の底を叩いてみるとどこか悲しい音がする。
人間の哀愁・・・を感じ取るようになっていきます。
「吾輩は猫である」の原作は545ページあるところ、漫画でたったの10ページで紹介。
教えてくれるのは
芥川賞作家 又吉直樹先生
小説家は賢い人というイメージがある。と思うんですけど、昭和の途中までは世間から変わり者、今で言うとパンクロッカーみたいな感じでとらえられていることが多かったと思うんですよね。
文豪たちの意外な真実!を暴露します。
銀河鉄道の夜から紹介します。
童話作家であり雨ニモマケズで有名な宮沢賢治の最高傑作です。
宮沢賢治が晩年病に伏せてもなお原稿を枕元に置き何度も書き直し続けた「銀河鉄道の夜」
ある夜主人公のジョパンニは星空を眺めていました。
すると、ふと気が付くと親友カムパネルラと共に列車に乗っていたジョパンニ。
星空を走る銀河鉄道に乗って見たこともない場所を旅。
列車の乗客にはある共通点が・・・実はこの列車の乗客⇛死者。
カムパネルラと列車の旅を楽しんでいた・・・
しかし突如姿を消したカムパネルラ
気がつくと辺りは星空を眺めていた草っぱら、不思議な気持ちで家路についたジョパンニでしたが、衝撃の出来事が!
クラスメイトを助けるため川へ飛び込み亡くなってしまっていたのです?
ジョパンニは悲しみを胸に家へ帰っていった。
実はこの「銀河鉄道の夜」は・・・宮沢賢治の特徴がよく出た作品。
その代表的なシーンが、
この質問へのカムパネルラの答えは・・・
宮沢賢治の考え方そのもの。を表しているのです。
引用 http://www.ntv.co.jp/sekaju/
その答は、
宮沢賢治は生涯を通じて本当やまことを強く意識、作品の至る所にこれらの言葉を散りばめてきた。
しかし、作品内では決して答えを出さない。
なぜ宮沢賢治は答えを出さない!?
それは、答えそのものよりも、問い続けていくことを重要視していたから。
安易に答えを求めるのではなく、作品を通じて考え続けることが大切。だと読者に伝えていたのです。
また、宮沢賢治はこのような言葉も残しています。
永久に未完成
これが完成である
代表作の一つ注文の多い料理店の前書きにもこんな文章が・・・
何のことだか
訳の分からないところも
あるでしょうが
そんなところ
私にもまた
訳が分からない
宮沢賢治は答えが分からないまま衝動的に作品を書き続けていた。
しかし、作者の分からないものを、読者の感性で自由に読む。ことで新しい発見があると思います。
ただ読者に委ねているというより・・・
宮沢賢治の作品を読むことで自分では辿りつけない所に行ける。
物語が想像することの発射台の役割を果たしているというのが、宮沢賢治の作品の特徴。
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