湖であるカスピ海が昨年海になったのは?
林先生知ってますか?
塩水に関する問題
ヨーロッパと中央アジアにまたがるカスピ海、世界最大の塩湖。
・・・として有名ですが
湖であるカスピ海は昨年海になった!
昨年8月事実上海となったと報道。
林先生知ってた?
それとも初耳?林先生は知ってました~。
カスピ海の中にいろんな資源があることがわかったと、そうすると「海」と「湖」によって権利関係が違う。結局カスピ海から資源を取りたい国が「海だ」と主張して海になった。
林先生の説明がちょっとたりないので初耳学に認定です。
塩湖のカスピ海は昨年事実上の海となった。
なぜ今海となったのか?
最近ニュースになっているある国際事情が絡んだ問題が関係している。
カスピ海を湖とするか海とするかということについては沿岸5カ国で20年以上議論されてきた。
湖底の石油や天然ガスなどの資源を巡りカスピ海に接する5カ国が長年にわたり論争をしていた。
ポイントは領域湖の場合は沿岸5カ国で資源を共同管理することになるのですが、海になると国際法によって領域が決められます。
そのため海になれば自国で資源を取れる4カ国は海にしようと主張。
しかし、配分が少なくなってしまうイランは長年湖と主張してきました。
ここまでは林先生の解説と同じですが、大事なのはなぜ急に海となったか?
イランはアメリカから経済制裁を受けて厳しい状況の中で近隣国との関係を良くしていきたいと論争していたのですが大陸内水域という事で結論した。
ポイント
事実上海とするきっかけはアメリカによるイランへの経済制裁。
沿岸5カ国はアメリカのカスピ海への軍艦配備も警戒してのこと。それらの問題を解決すべく昨年行われたサミットでイランは湖としてきた長年の主張を譲歩。
その結果沿岸国のさまざまな主張の解決策として各国に領域を配置。
事実上海としてみなされるようになったのです。
塩湖カスピ海は
アメリカからイランへの経済制裁をきっかけに事実上の海となった。
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