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なんで雷はジグザグ?
しかし、チコちゃんは知っています。
近道だから~
雷の研究一筋33年、浅川さんによると、雷がジグザグに落ちるのは空気中の通りやすい方向を探して進むから。
雷にとっては、あのジグザグが地上に落ちる一番早い落ち方なんです。
雷はどのように出来る?
雷は積乱雲という大きな雲が出来た時に発生します。
積乱雲は雲の中でも非常に大きく縦方向に十キロメートル以上になることもあります。
積乱雲の中に大きな氷の粒と小さな氷の粒がある。
その氷の粒が激しい気流の中で激しくぶつかり合うことで、摩擦により静電気が発生します。
この時小さな氷の粒には、プラスの電気、大きな氷の粒には、マイナスの電気が付くんですが、この理由はまだ、解明されていない。
プラスの電気を持った小さな氷の粒は軽いので、雲の上に。
マイナスの電気を持った大きな氷の粒は重いので、雲の下にたまっていきます。
すると、雲の下のマイナスの電気の影響で、地上にはプラスの電気がたまる。
そして氷の粒がぶつかりあって発生した静電気が、雲の中にどんどんたまっていき、電気の量が多くなると、雲と地上との間で放電が起こります。
これが雷の正体なのです。
なぜ雷はジグザグに落ちる?
雷は電気でできています。
電気は本来空気中を流れることができない。
雷は電気の量が大きいので無理やりつきぬけて進むことができます。
その時に進みやすい方向を探して進むから、雷はジグザグになる。
雷が通りやすい所は?
大きく分けて2つあります。
まずは空気の薄い所。
空気が薄い状態というのは、空気中に窒素や酸素などの分子が少ない状態を指します。
分子が少ない所はその分、邪魔者が少ないということなので、雷にとっては抵抗が少なく通りやすいのです。
もう一つは、湿度の高い所。
つまり、水分量が多い所は二酸化炭素やカルシウムなどの分子や金属物質が多く存在します。
水に含まれる分子や金属物質は電気を通しやすいので、電気が通りやすくなっているのです。
①空気が薄い
②水分量が多い
など空気中の通りやすい所を通る→雷がジグザグになる
なんで雷はジグザグなには・・・
近道だから~
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