十一面観音様の後ろのお顔はどうなっているか?|意外な驚き

全て笑って飛ばせ!

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私は妻とはお寺での結婚式であった。

そこには優美な十一面観音菩薩がそびえていた。

その名の如くお頭(おつむり)には十一の顔が乗っている。

よく見ると前に三面、横に三面と中央に一面で前からは十面しか見えないのである。

特別に後ろに回っていいと言われたので、恐る恐る後ろに行って見上げて見ると、なんと、後ろの一面は口を大きく開けて大笑いしているではないか。

あまりに意外でびっくりしたことを憶えています。

説明には、正面の三面は菩薩面、左三面は忿怒面、右三面は牙を上に出してる面、中央の仏面、そして後ろの大笑面とあった。

大笑面は最も邪悪なものを圧倒する力を表した面とのことでした。

なぜかそれを見た時、これからどんなことがあっても笑って飛ばせ!と言っているような頼もしさを感じた。

天台密教の高僧であった行基や天台宗開祖の最澄は多くの十一面観音を作っていたという。とりわけ私は十一面観音を念じて修行を積んだ泰澄尊師が思い浮かぶ。

本来、観音様は『観世音菩薩』といい、悩める衆生の声を広くお聞きになるという意味で、昔から広く信仰されてきたということです。

いつまでも仲良く笑っていけるよう祈念してきた次第である。

おわり。

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