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林先生が恋愛の神様に学ぶ「恋愛の正体は・・・」
漫画家 柴門ふみ
数々の大ヒット恋愛ドラマの原作者で「東京ラブストーリー」「あすなろ白書」など女性たちからの圧倒的支持を得る。
恋愛の教祖。
柴門さんに学ぶテーマは・・・
不倫
柴門さんはいま、母親たちの恋愛を描く「恋する母たち」を連載中。
性欲ってやっかいで・・・普段顔を隠してるくせに姿を現して暴れ出すの。
主婦の心に刺さり・・・
15万部を超す大ヒット。
そんな柴門さんは40年間取材してわかった恋愛の正体とは?
性欲・・・だと思うんです。私は。
いつでも恋愛は現役に戻れるという。
さらに、同窓会は外せないと・・・。
妻の浮気はバレない・・・。
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林先生が学ぶ
柴門ふみの現代女性学林先生 東京ラブストーリーって僕はホントに東京出てきてもう、まっただ中にいて、頭ガンとぶん殴られたような衝撃を与えた作品ですよ。
だから日本の女性の社会進出を変えた。女性としては平塚雷鳥か赤石リカじゃないですかね。
平塚雷鳥
昭和に活躍した女性解放運動家インパクトがある方を造形された先生ですから。
そして、扱ってるテーマが今ホントに話題になっている・・・
不倫
じゃあこの恋愛の教祖はこのネタをこの題材を今・・・。
どんなふうに考えてどういう形に作品化しているのか、その根本にはどんなお考えをお持ちなのか。
それを伺いたくていってまいりました。ちなみに林先生の大好きな「東京ラブストーリー」の名セリフ「ねぇ、セックスしよ!」という台詞は編集とのやり取りは?
柴門 プロット描いた段階で単行本4巻くらいの話だなと思って。1巻2巻3巻4巻で大体の流れ作ったんですけど。
私の流れだと完治とリカは寝てなきゃダメ。
この何話でまだ寝てなかったんですよ。
とにかくここで寝なきゃいけない。
「セックスしよ!」でセックスしました。・・・にしょうと思ったんです。
「東京ラブストーリー」から30年
文春砲で数々の芸能人の不倫が取り沙汰されたり。
既婚女性の不倫経験率が2000年から2012年で約3倍になったりと不倫の話題は豊富だが。
恋愛漫画の神様と言われた柴門ふみさんがなぜ今、不倫漫画を描き始めたのか?
母親のイメージ➡性欲なんかあるわけない。っていうふうに思い込んでるんじゃないかなっていうふうな。
そうじゃないんだってことを?
それで共感を得ようと私は考えたわけです。
そこすごく共感ありますよね。
10年にわたる一般女性の恋愛事情の取材してきたという柴門さんは・・・
漫画以上だった“女性の不倫のリアル”・・・を目の当たりにしたという。
具体的に取材してビックリした。
駆け落ち未遂をしたという女性・・・と偶然知り合ったんですよね。
駆け落ち未遂はダブル不倫だったんですね。
彼女も旦那がいて、相手の男も妻がいて。でも2人で駆け落ちしてボストンバッグに荷物を詰め、切符も取り逃げようかと思った時に彼女の旦那に見つかった。
その後妻の不倫相手のところに直接乗り込み、彼女を一生愛せるのは僕しかいないから身を引け!と妻の不倫相手を説得し・・・。
駆け落ちを回避。
さらに、他にもバブルの頃に入行した人たちに女子行員に6、7人に集まってもらった。
みんな独身の女性で。
不倫の経験がある人?
全員手を挙げた。
上司と部下で一回でも恋愛した人は恋愛の経験値が心の奥底の壺の底の方に眠ってる。
だから悪い男が出てきてちょっかい出してその壺のフタをずらすとそこから出ますから。
恋愛はいつでも現役に戻れる。
80代の現役バリバリの素敵な女性、78歳で出会った人と恋をして、そしたら私に言うわけですよ。
生まれて初めて恋をしました。
頬をポッと赤らめるんです。
彼の亡くなった奥さんに嫉妬するんです。私はって。
同じ恋愛感情を持っている。
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そんな不倫のきっかけも時代とともに変化が。
そこには、SNSが大きく関係。
林先生 不倫のきっかけとなる場所は?
柴門 今も昔も危ないのは同窓会。
ただ昔は同窓会に出ても連絡先聞くのって家電しか無かった時代なんですけど。
今はフェイスブックですぐメッセンジャーでメッセージ送ったりして・・・。
今回の対談に当たり「恋する母たち」を事前に読み込んだ・・・。
林先生が一番気になったセリフ。
キスしてのぼせ上がってるだけ、多分ただの性欲。
「東京ラブストーリー」を描いていた頃の柴門さんは・・・
恋愛ほど美しいものはない。と考えていたが60歳を超えた今、あらためて感じる恋愛の正体=性欲。
恋ってすごくキレイに恋って言いますけれども自分の性欲を刺激してくれるかどうかだけ。だと思うんですね。
性行為だけを性欲ではなくてその・・・。
自分の中の内面を刺激して快楽・気持ちよさ・高揚感・ときめきをもたらしてくれるのが性欲。
だと思ってんですね、私は。
やっぱり一度自分の快楽を覚えると・・・
アル中とか薬物中毒と同じで恋愛の快楽は中毒性がある。
またちょっとその快楽を求める。
実際不倫経験のある既婚女性のおよそ4割が条件次第では「またする」と回答している。
不倫というものか社会で大きなポジションを持つ世の中になったなぁ。
柴門 カジュアルって言いますか割とすぐ手短に不倫のカジュアル化。
働く女子が増えた段階で働く女子と上司の不倫がものすごく増えた。
確かに仰言るとおり1990年代の半ばで共働きと専業主婦の家庭の率が逆転している。
柴門 そこまで男の顔色うかがわなくていいっていうのがすごく増えたと思います。
それは、一方では結婚しなくていい。になるし、結婚したけどすぐ離婚しますって事ができるようになったと思います。
そんな中、夫の不倫は95%バレる。
妻の不倫は5%しかバレない。
というデータも。
夫が浮気する場合は「妻に悪いな」って思いながら浮気しているが妻が浮気する場合は「夫が悪いから私は浮気をするのよ」
妻の浮気は後ろめたさがないからバレない。
林先生 そういうね、何か随所に女性の方が優れているな上だなって思わせられる所がでて来るのが読んでて辛いところ。
一つ誤解していただきたくないのは先生はこの題材としての不倫はとことん描かれてますけれども、不倫を肯定しているわけじゃない。
でも現実としてこういうものがある。ということを教えてくれるんじゃないかなと・・・。
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