大根おろしの辛さってなに?
しかし、チコちゃんは知っています。
大根なりの最後の抵抗
私たち人間に辛味をもってして最後の抵抗を見せている。
大根には「イソチオシアネート」と呼ばれる成分があるんです。
これが辛味の正体。
すりおろしたときだけに初めて発生します。
すりおろしが連続されると、おろし大根は必然的に辛くなるんです。
大根には「グルコシノレート」と「ミロシナーゼ」という2つの成分が別々の細胞の中に存在します。
しかしすりおろすと、細胞が壊されグルコシノレートとミロシナーゼは細胞の外へ。
そして2つが融合することで辛み成分イソチオシアネートが誕生するのです。
辛くなるのが最後の抵抗?
大根を食べようとする人間に警告を発している。
かんだ拍子に辛味がでれば動物たちも「大根を食べたら危険」と覚えます。
未来の大根が食べられずにすむ。
大根は自分の身を犠牲にしながら、未来の大根たちのために辛さを出す。
ちなみに地中の虫や微生物に食べられるリスクの高い下の方が、その成分が多く含まれ辛味を感じやすいのです。
時々辛くない大根おろしも…。
大根の細胞が壊れた方が、辛み成分が外に出やすくなるので辛くなります。
ですから目の細かいおろし金が、いちばん辛いはずです。

ということで・・・
大根おろしの辛さってなに?
大根なりの最後の抵抗
番組公式ページへ