イタリア料理にトマトが欠かせないのはなぜ?
しかし、チコちゃんは知っています。
庭師が腹ペコだったから~
実はトマトは南米のアンデス山脈からメキシコなど、中央アメリカに広まっていきました。
1523年メキシコを征服したスペイン艦隊によってトマトがヨーロッパへ。
当時のトマトは現代のものと比べ、小さく直径は4㎝ほど。
そしてトマトは当時スペイン領であったイタリア都市、ナポリにも伝わります。
当時はイタリアでトマトを食べている人は全くいなかった。
ヨーロッパの人々に恐れられている植物「マンドレイク」が原因。
毒性が強く食べると幻覚などを起こし、場合によっては死に至る危険な植物。
このマンドレイクがトマトと同じナス科の植物だったことから、トマトも有毒で危険な「悪魔の実」だと思われて口にすることはなかったんです。
しかしトマトは赤や黄色と色鮮やかだったため、富裕層の間で鑑賞用として重宝された。
ではなぜトマトがイタリア料理に欠かせなくなったのか?
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それは腹ペコだった庭師さんのおかげ。
スペインに支配されていた当時のナポリは税金が高く、庶民は食べ物をまともに買えない生活でした。
お腹すいた庭師は、庭の手入れをしていると、毒があると思われ観賞用として植えられたトマト。
空腹に耐えきれずトマトを食べた。
庭師がトマトを持ち帰り育てて食べ始めた。
しかし、当時のトマトは皮が硬く生のままでは食べにくいものでした。
そこでイタリア人は品種改良を繰り返し、実が柔らかく水分を多く含んだトマトを作り上げた。
更にナポリがあるイタリア南部はトマト栽培に適した、温暖な気候だったため各地にトマト作りが広がり、イタリア料理に欠かせない食べ物になった。
しかし、生で食べるのはにほんだけかも。
トマトを甘く作っているのは日本だけのようだ。

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庭師が腹ペコだったから~
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