なぜ日本中の池や湖にスワンボードがある?
しかし、チコちゃんは知っています。
良夫がしっぽをつけたから~
スワンボードを生み出したのは、砂賀良夫さん。
日本の池や湖はスワンボードであふれている。
開発に挑んだのは白鳥に魅せられた町工場の若手専務。
昭和49年、第二次ベビーブーム。
家族で楽しめるレジャーボードは大盛況だった。
子どもたちが喜ぶボードづくりに励んでいた。
当時はエンジン付きのモーターボードを製作していた。
当時はてこぎボードに加え、免許がなくても乗れた小型のエンジン付きのボードが人気だった。
5トン未満の船は船舶免許の対象外(趣味やレジャーを目的として利用する場合)。
子どもたちは夢中になった。
しかし、事故が後を絶たず、昭和49年船舶職員法改正。
水辺からエンジン付きのボードが消え、人がまばらになった。
これでは商売にならない。
陸上では観光施設でサイクリング・自転車が盛んだった。
ボートにも足で遊べるものをということで「足こぎボート」という製品を造った。
昭和50年、足こぎボート誕生。
しかし、デザインが地味だった。売れない。
子どもが親しめるデザインで商品化できないか?
会社の近くにある群馬県にある多々良(たたら)沼に向かった。
白鳥が飛んできた。
「これだ!」
真っ白なイメージでそれがすばらしく見えたんです。
昭和56年、スワンボート誕生。
でも売れない…。
多々良沼に何度も通い白鳥を見続けた。
苦節2年。昭和58年、2代目スワンボート。
良夫さんはスワンにシッポを付けた。
売れた。
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日本中に白鳥が舞い降りた。
後ろ側にしっぽのデザインをつけたら、それで評判が良くなった。
それから子どもや家族連れが「あのスワンに乗りたい」という声が出て、注文が2、3ケ月待ちになった。
ただただしっぽをつけただけだった。
更に、パンダ、コアラも売れた。
白鳥はでっかくなった。
スワンボート誕生から40年。
多様化した今でも当時と変わらず、スワンボートはひっそりと、一つ一つ手作りされている。

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良夫がしっぽをつけたから~
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