父の急逝による母の認知症発症とその向きあい方

父の急逝による母の認知症発症とその向きあい方

認知症の始まり

人は大きなショックにより、認知症などの病気を誘発することがあります。

特に配偶者の死によって、そのショックに耐え切れずにストレスを抱え、認知症になってしまうケースも多いといいます。

愛する配偶者を失った悲しみ、喪失感に襲われることがその大きな原因でしょう。

母の場合、それまでも認知症?(たぶん軽度)だったのでしょうが、父の死後、ショックと混乱の中で一気に認知症の症状が進行したのだろうと思います。

誰でも年齢とともに、もの覚えがわるくなったり、人の名前が思い出せなくなったりします。こうした「もの忘れ」は脳の老化によるものです。

しかし、認知症は「老化によるもの忘れ」とは違います。認知症は、何かの病気によって脳の神経細胞が壊れるために起こる症状や状態をいいます。

そして認知症が進行すると、だんだんと理解する力や判断する力がなくなって、社会生活や日常生活に支障が出てくるようになります。

認知症のうち、およそ半数はアルツハイマー型認知症です。次に多いのがレビー小体型認知症、そして血管性認知症と続きます。

これらは「三大認知症」といわれ、全体の約85%を占めると言われています。

母の診断は、アルツハイマー型認知症だった。

アルツハイマー型認知症とは、認知症の疾患の中で一番多いと言われている症状で脳の神経細胞が減って脳が小さく委縮してしまうために症状が現れてくるとのことで、徐々に進行する病気で、急激に進行したりするものではないとのことでした。

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妻との取り組み

それから妻との母に対する気持ちが、変わってきました。あくまでも病気ととらえ、なにがあっても、それを受け入れるようにしてきました。

あるときは、箪笥の中にご飯の入った茶碗があったり、あるときは、ボールに入れたご飯が玄関の棚のうえに置きっぱなしとなり、ハエがいっぱい集っていたりと、そういう場面に多々遭遇した妻はあるとき、そのご飯だけを見ればいいんだ。と気付いたそうです。

それまでは、またお母さんこんなところに置いてと、母を責める心があったがそれ以降、ただご飯だけをみればいい、それ以上考えないと思え、不思議と責める気持がなくなったと。

私はそれを聞いて偉いなーとおもった。

初めは同じことを何度も言う母に息子として怒ったこともあった。がこれは逆効果とわかり、何度同じことをいっても、そうか、そうかと話を合わせるようにしました。

よく財布が無くなったとか、徘徊をするとかは全くなく、以前へそくりなのか部屋から見つけた母は、私たちに喜んで分けてくれるほど、お金に対する執着はなかった。

これも、ヘルパーの資格を持っていた妻の助言が大きかったです。

しかし、そうして母の言うことも聞いているうち、なんか認知症の進みが遅いというか、母も穏やかになり、父のショックも薄れたのもあるのだろうが、前より症状が良くなったように見えるようになった。

あれから8年ほどになるが、多少は進んだかもしれないが、ほとんど以前のままである。

おわり。

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