なぜ指揮者は手を振る?|チコちゃんより

祝100回

なぜ指揮者は手を振る?

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かし、チコちゃんは知っています。

一瞬先の未来を演じているから〜

詳しく教えてくださるのは音楽史研究の第一人者
国際基督教大学
金澤正剛 名誉教授

指揮者は作曲家が書いた楽譜を見てどんな曲か頭の中に浮かべる。

そして今度それを演奏者に演奏してもらうために、自分の解釈を演奏者に伝えるため手を振る。

指揮者の頭の中で鳴った音楽を私たちは聴いているのです。

Q 手の動きには決まりはある?

その人が考えたとおりでいい。

なんと手の動きにはこれといった決まりやルールはなく人によってバラバラ。

指揮者によってどれはど違うのか? 

ヘルベルト・フォン・カラヤンは力強く上品な曲に仕上げる。まさに帝王。

一方カール・ベルは楽譜に忠実で緻密な指揮で有名。

日本のクラシック界を支えてきた指揮者の一人である山田一雄さん。

興奮すると飛びはねてしまうほど激しく情熱的な指揮で知られるのだが静かに演奏させる時は手は口元に・・・。

まるで物語を演じる役者のように手を動かすのです。

その他にもいろいろ・・・

 曲そのものは変わらないんだけど、指揮者によってずいぶん変わってくる。 

表現のしかたによって曲の方向性を大きく変えてしまうほど重要な役割を持つ指揮者ですが、昔は指揮者いなかったんですよね。

実は指揮者が誕生したのは18世紀のおわりから19世紀の初め頃。

作曲家自身が合奏をまとめて、自分のイメージ通りの音楽を演奏。

亡くなった作曲家の作品を演奏する機会が増えていった結果作曲家に代わってその曲を再現する人が必要になった。

それが指揮者です。

昔は演奏者が演奏が終わると楽譜はどこかの棚に置いてそのままになってしまっていた。

メンデルスゾーンはこうして眠っていたバッハの「マタイ受難曲」の楽譜を発見。

その楽譜を猛勉強し自分が指揮者となって演奏会を行い曲を見事に復活させ世に広く知らしめたのです。

指揮者がいたからこそ昔の曲を聴くことができている。

しかし・・・

指揮者の解釈によって全く別の曲に・・・。

ベートーベンの「運命」を比較してみると、朝比奈隆さんとジャナンドレア・ノセダさんの演奏時間は。

朝比奈さん  41分34秒  ジャナンドレア・ノセダさん  30分29秒 と超高速の「運命」約11分の違い。

曲をどのように解釈するかによってこんなに大きく違うのです。

ところで・・・

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指揮者はあることに注意して手を振っている。

指揮者がサインを出すでしょ?

それを見て演奏者が音を出す。

見てから出すからちょうどその間に微妙な差が出るんですね。

一瞬早く手を動かす「先振り」という技術。

指揮者の合図を見て演奏を始めるため、ズレが生じてしまいます。

しかし先振りで一瞬早めに手を振ることで理想のタイミングで演奏させることがっきるのです。

そう指揮者は常に「一瞬先の未来」を見据えながら手を振っていたのです。

  

ということで・・・
なぜ指揮者は手を振る?

一瞬先の未来を演じているから〜


  

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