観光地のお土産がなんでペナントだった?・・・
しかし、チコちゃんは知っています。
タオル屋さんが社運をかけたから!~
先代の社長だった父が社運をかけてペナントを開発しました。
かつて修学旅行が夢中になったお土産があった。
今からおよそ60年前の昭和31年。
復興の中で日本は活気を取り戻していた。
先代の社長は公務員を辞め、目をつけたのは手ぬぐいに代わる庶民の必需品タオル。
昭和31年妻の実家に土地を借りてタオル製造会社を創業した。
しかし考えが甘かった。
若輩者の金を貸してくれる銀行はなく、倒産の危機。
昭和33年転機は意外なところから訪れた。
先代の社長は野球が好きで大の巨人ファンだった。
気分転換で球場に足を運んだ先代の社長の目に、あるものが飛び込んできた。
バックスクリーンにたなびく「ペナント」。
優勝チームだけに与えられる勝利の証しだった。
先代の社長はそれを見て、このペナントに観光地の絵柄を入れたら売れるんじゃないかとそう思ったらしいです。
しかし問題があった。
会社と家族の運命がかかったペナントの絵柄を何にするか。
その頃、完成間の東京タワー。
これだ!
これに懸けた。
こうして観光地のペナント第1号の絵柄は東京タワーに決まった。
大当たりし、観光地のペナントは大ヒット。
まだ個人がほとんどカメラを持っていなかった時代。
部屋を見ると旅の思い出が鮮明によみがえった。
更に高度経済成長期、日本には観光ブームが訪れ各地のペナントを量産。
ペナントでつかんだ崖っぷちからの大逆転した。
しかし誕生から60年。
土産物屋さんから姿を消した。
旅の風景を残す手段はペナントからカメラ、スマホへと引き継がれた。
ということで・・・
観光地のお土産がなんでペナントだった?・・・
タオル屋さんが社運をかけたから!~
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