殺菌・滅菌・除菌・抗菌って何が違うの?
しかし、チコちゃんは知っています。
殺菌は菌を殺すこと、
滅菌は菌を完全に殺すこと、
除菌は菌を取り除くこと、
抗菌は増えないようにしている~
日本環境感染学会薬学博士 木津純子さん
皆さんは普段の生活の中で、殺菌、除菌と書かれた製品を何となく使っていませんか。
それらの表示は似ているようで、ぜんぜん違うものなんですよ。
一般的な製品に書かれた殺菌・滅菌・除菌・抗菌の表示については、さまざまな法律や規約によって、定められています。
基本的に菌やウィルスは何もしないとどんどん増えていくんですけれども、その菌やウィルスにどのような効果を与えるかで表現は分かれてくるんですよ。
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★殺菌 菌を殺す。
その中でも主に病原菌などの有害な微生物を殺すことを消毒と言います。
殺菌や消毒と言った表示は、医薬品 医療機器 医薬部外品だけに使える。皆さんが手の消毒によく使っているアルコールのスプレーありますよね。
あれはアルコールが手に付いている菌の中に入り込んで、殺してしまうことで手が綺麗になるんですよ。
手には無数の細菌や微生物が存在
そこにアルコールなどのスプレーを吹きかけると・・・
細菌よりも小さなアルコールの分子が細胞膜に入り込みその膜を壊して中身を溶け出させたり、中にあるたんぱく質や器官を変化させて栄養をとれなくさせたりして殺すのです。
他にもアルコールが蒸発する際に細胞から熱や水分を奪って殺す効果もあります。
また、ウイルスの場合はエンベロープという膜を壊すことで細菌と同じように活動できなくさせているのです。
アルコールが細胞膜を壊す仕組み➡分かっていない
アルコールがほとんど効かないものがあるとのこと。
それと、人間の皮膚は多くの機能をもつ多くの細胞で出来ているのであまり影響はないそうだ。
★滅菌 菌を完全に殺す。
これはほぼ全ての微生物を完全に殺すことを言います。
高熱や特殊なガスで無菌状態に。
医療器具などを安全・清潔に使える。
★除菌 菌を取り除く。
これは細菌を取り除いて活動を抑えることを言います。
つまり菌は生き残っていることがある。
例えば、除菌のウエットティッシュは直接細菌を拭き取って、細菌の数を減らす。
薬品の効果で増殖を抑えてくれる。
しかし、拭き残しや薬品の影響を受けずに細菌が生き残っている可能性がある。
気を付けてほしいのは、引き取ったウェットティッシュをそのままゴミ箱に捨ててしまうと、乾いたときに菌やウィルスが飛び散ることがありますので、ビニール袋などに入れて封をしっかりと締めてから捨てるとよい。
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★抗菌 菌の増殖を抑える。
学術的には殺菌とか除菌とかいった全ての菌に対する効果を抗菌というふうに言うんですけれども、私たちで良く使っているのは「抗菌加工された製品」という時の「抗菌」ですよね。
抗菌加工の製品には、細菌が嫌がる成分が含まれていて、増殖を抑える。
例えば、銀や銅などで抗菌加工されたものは金属中のイオンが最近のたんぱく質と結びついて、活動を抑えると言われています。
しかし、増殖を防いでも細菌がいる可能性があるため、使用後はしっかり洗って清潔に。
殺菌・滅菌・除菌・抗菌って何が違うの?
殺菌は菌を殺すこと、
滅菌は菌を完全に殺すこと、
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