なぜ子どもは縁石の上を歩きたがる?
しかし、チコちゃんは知っています。限界に挑戦して己の能力を高めるため〜。
子どもが縁石の上を歩きたがるのは、限界に挑戦して己の能力を高めようとするから。
縁石の上をあるく子どもには2つの現象が起こっているといいます。
一つは、新たなアフォーダンスの発見。
「アフォーダンス」とは…。
ティッシュ➡つまんで取る
ドアノブ➡握って開ける形によって握り方がある。
私たちが普段行っている動作の手がかりを与えてくれる、環境や特徴のことを言います。
赤ちゃんはこのアフォーダンスを発見することによって、新たな動作をどんどん学習していきます。
そして子どもにとっては、例えば、普通の平らな道には「歩き」のアフォーダンスがあります。
そこにちょっと高いブロックを並べてみたら?
子どもはちょっと高いところをバランスをとって歩く。
そういうアフォーダンスがあるぞということを発見してその上を歩いていくんです。
子どもがブロックの存在を認識すると平らな道を歩くよりは、少し難しそうな新しいアフォーダンスの発見。
すると自然とブロックの上を歩くようになります。
より挑戦的な自分の限界を超えて能力を高めたい気持ちがある。
常に新しいアフォーダンスを発見し行動する。
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更に縁石の上を歩きたがる子どもの中で、アフォーダンス以外にフロー体験。
フロー体験とは、スポーツでよく耳にするいわゆる「ゾーン」のこと。
限界に挑戦➡集中力がアップ・・・通常以上の力を発揮。
しかし、自分の能力と比べて簡単すぎる挑戦は「退屈」になり、難しすぎる挑戦だと「不安」になります。
この「できる」「できない」がちょうどよいバランスの限界ギリギリの挑戦することを「フロー体験」と言い、楽しさや充実感を得ることができます。
楽しさや充実感を求めて繰り返しフロー体験に入ることで、結果として能力の限界を超え成長。
しかしもう少し大きな子どもになると、平らな道をただ歩く➡退屈
そこで子どもは歩く意外のことに挑戦してフロー体験を感じようとしている。
いわゆるごっこ遊びのような想像を超えて、効果的にフロー体験に入ることができる。
子どもがあえて自分を追い込むような想像をするのは、フロー体験に入り込もうとする行動だと言います。
しかし、大人になると縁石の上を歩いたりしなくなる。
歩くことは単なる移動手段=人に見られると恥ずかしい
でも大人も意識の底の方で本当は自分の限界を超えたいと願っているはず。
最後に・・・。
危ないから止めさせたいという親御さんは多いと思います。
子どもたちにしてみれば、限界に挑戦して能力を高めている最中。
安全には十分に気を付けて見守ってあげてください。
なぜ子どもは縁石の上を歩きたがる?
限界に挑戦して己の能力を高めるため〜。
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