なんで鉛筆で字が書けるの?
しかし、チコちゃんは知っています。
芯がトランプのカードのようにはがれていくから~
鉛筆の芯=黒鉛+粘土
鉛筆の芯は黒い色をつけるための「黒鉛」と、それを固める「粘土」で構成されています。
黒鉛と粘土の割合=硬さ・濃さが決まる
例えばHBの鉛筆では粘土30%、黒鉛70%
黒鉛が多くなると濃く、柔らかい芯に。
粘土が多くなると薄く、硬い芯になる。
なぜ鉛筆で字を書くことができる?
黒鉛の結晶構造に理由がある。
鉛筆の芯の原料である黒鉛を電子顕微鏡で見てみると、シートのようなものが積み重なったもの。
層状の構造になっている→層の間の結合が弱くはがれやすい。
鉛筆で字を書くと目には見えない紙の凹凸にこの層が引っかかって、シート状にはがれていくことで字が書けます。
シート状にはがれるとは?
凸凹のあるゴムシートを敷きその上でトランプを指でスライドさせていきます。
トランプはゴムシートの凸凹に引っかかって広がっていきます。
目には見えない紙の凸凹に黒鉛が引っかかり字がかける。
凸凹がないプラスチックやガラスには書けない。
実際鉛筆で紙に書いた部分を拡大してみると、大きさはそれぞれですが確かにシートのような形で黒鉛が紙に付着しています。
消しゴムで字が消せる理由は、紙の凸凹に引っかかったシート状の黒鉛を粘着性のあるゴムでからめとることで、消せているのです。
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鉛筆1本でそれくらい書ける?
鉛筆1ミリで何文字書けたか計算すればすぐわかる。
鉛筆1ミリ「働き方改革」(5文字)80回×鉛筆の長さ176ミリ
14,080回
つまり鉛筆1本で約70,400字書ける。
鉛筆1mmで「働き方改革」5文字×80回=400字➡原稿用紙1枚分鉛筆の1本は約176mm➡原稿用紙176枚分
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ということで・・・なんで鉛筆で字が書けるの?
芯がトランプのカードのようにはがれていくから~
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